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採用説明会はすべてキャンセル。 島根のイベント会社、持続化給付金でひと息

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採用説明会はすべてキャンセル。
島根のイベント会社、持続化給付金でひと息
「イベントは全部キャンセルで、大打撃です」。そう話すのは、採用イベントなどを企画・運営する株式会社オリエンテッド(島根県松江市)の代表・杉原ヒロキさんです。新卒の就活解禁とコロナの感染拡大がドンピシャで重なり、準備していたイベントはすべて中止に。そこで頼ったのが、持続化給付金でした。あっという間に申請は完了し、「半年から1年は持ちこたえられそう」と杉原さん。体験談をお聞きしました。

活用した支援制度

  • 持続化給付金

持続化給付金、1人で申請。TwitterやYouTubeも参考に


ーーリアルなイベントはどれも中止ですね。影響は大きいですよね?

イベントの企画・運営会社を立ち上げて8年目になります。メインが採用イベントなんですが、新型コロナの流行が企業の採用活動とドンピシャでかぶってしまいました。新卒採用は3月1日に解禁され、いつもなら4〜5月にかけて全国各地で説明会が開催されるのに、今年は軒並み中止に。うちも、1年前から準備していた東京の大手人材会社主催の説明会も中止になってしまったので、経営は大打撃です。

4月に入れば徐々に開催できるようになるかな。最初はそう思ってたんですが、むしろ状況は悪くなる一方。採用に限らず、リアルなイベントはどこも中止ですよね。もう、壊滅的な状態ですよ。


準備していたイベントは全国的に軒並み中止になってしまった(杉原さん提供)

ーー壊滅的ですか…でも、そこからなんとか抜け出そうと?

お付き合いのある東京や大阪のイベント会社の社長、先輩経営者、知り合いと「どうする?」「やばいよね」なんて情報共有しながら、どう生き残ろうか考えてましたね。

どんな支援制度があるのか。詳細はネットで調べることが一番多かったです。経済産業省や総務省、中小企業庁のホームページで、日々更新されていく情報をチェックしてました。それを「これならいけそう」「あれがよさそう」と、経営者仲間たちと共有しながら。なんせ本業がストップしてるので、その分情報収集には十分時間を取ることができました。

ーー調べるときに、杉原さんは誰かに相談されたんですか?

いえ、私は1人でやりました。省庁のホームページはどうしても文字の羅列が多くて、「これが自分に当てはまるのか」とパッと見てすぐにわかりづらかったりすることもありましたが、持続化給付金に関してはシンプルで比較的わかりやすかったですよ。ホームページをじっくり読み込む。それと、Twitterで「申請しました!」とたくさんツイートが上がってたので、「こういう感じなんだ」と参考にしながら進めました。


持続化給付金の申請フォームをキャプチャ。「シンプルでわかりやすかった」という。

ーーTwitterではどんなキーワードで検索したのでしょうか?

申請開始直後だったので、トレンドに上がってたんです。それを追っていった感じですね。そしたら、すでに「申請した」というツイートがたくさんあって。細かい注意点も書いてあったので、それをキャッチアップしました。

あとは、YouTubeですね。税理士などが申請手順を動画でわかりやすく説明してくれてるので、「なるほど」と思いながら。ホームページとTwitter、YouTube。このあたりを中心に、あとは自分で決算報告書などの書類を一式集めて申請しました。

行政手続きは面倒?「今回はわかりやすかった」


ーー実際に申請してみて、率直にどうでしたか?簡単だったのか、それともどこかでつまづいたりしたのか…

思ったより簡単でしたよ。「行政手続きは煩わしい」というイメージがあったので、ある程度苦労することは覚悟してたんですが、今回は意外に面倒じゃなくて。悪くいうつもりはないですが、行政のフォーマットとしてはわかりやすかったと思います。

ただ、書類集めで1つ、手間取ったことがありました。毎年、確定申告はe-Tax(オンライン)で申告してるんですが、それだと申告書に税務署の収受日付印が押されてませんよね。その場合は、提出後に税務署から送られてくる「申請を受理しました」というメールの添付が必要だったんです。それを遡って調べたくらいですかね。ちなみにこれは、ホームページのFAQ(よくある質問・回答例)とTwitterで調べました。


確定申告書を手に、「持続化給付金はわかりやすかった」と話す杉原さん(オンライン取材時の画面をキャプチャ)

「半年から1年はなんとか耐えられそう」


ーーこれから融資も含めて検討されている支援策はありますか?

いったんはこれで終わって、あとは様子を見ようと思ってます。一応調べたんですが、当社はスタッフは雇っていないので、今のところ大丈夫かなと。半年から1年くらいはなんとか耐えられそうなので。

採用イベントはすでに6月までは軒並みキャンセルですが、7月から小規模なイベントが始まる動きがあるんです。今は様子を見ながら、困ったらまた考えようかな、という感じですね。

ーーこれをきっかけに、採用市場も変化していきそうですね。

そうですね。イベントは、人が集まることに大きな価値がありましたす。今まではアナログなイベントばかりやってましたが、もちろん集まることの価値は変わらずあり続ける一方で、オンラインでやることも増えていくでしょうね。

アナログとデジタル、両方を使ってイベントの企画・運営をやっていく必要があると思っています。新しいイベントのかたちを模索しながら、試行錯誤を重ねています。

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